Future Design Labをつくって、これからここをどんな場所にしていこうかな、と考えています。
最初から、はっきりした完成形があったわけではありません。
むしろ最近になって、これまで自分がやってきたことが、少しずつ別の世界へつながり始めているような感覚があります。
自分の仕事から、少しずつ外の世界へ
私はこれまで、セラピストとして仕事をしながら、自分の仕事を届けるためのホームページをつくったり、予約や発信など、仕事の仕組みを考えたりしてきました。
また、自分自身がその世界にいるからこそ、同じように活動するセラピストの立場に立って、Web制作や仕事に必要なものを形にすることにも携わってきました。
専門的なことを学んで、技術を身につけること。そして、それを誰かに知ってもらい、仕事として届けていくこと。
この二つは、実はまったく別のことだったりします。
どんなにいいものを持っていても、それをどう見せたらいいのか分からない。ホームページをつくるところで止まってしまったり、予約や発信の仕組みを整えることが難しかったり。
私は自分自身の仕事を通して、そんなことをずっと感じてきました。
AIによって、見える世界が広がってきた
そしてAIを使うようになって、少しずつ自分の中の世界が広がってきました。
これまでは、自分の仕事や、自分と同じようなセラピストの仕事をどう形にするかを考えることが多かった。
でも今は、「これって、もっといろいろな仕事にもできるんじゃない?」と思うようになっています。
農作物を育てている人。何かを教えている人。地域で仕事を続けている人。専門的な技術や経験を持っている人。
その人には、その人にしかできないことがあります。
そして私は、その人の中にあるものを聞いて、整理して、AIと一緒に「見える形」にしていくことができるかもしれない。
ホームページかもしれない。予約の仕組みかもしれない。LINEとの連携かもしれない。あるいは、その人の仕事に合わせた小さなアプリかもしれません。
AIによって、できることが増えたというより、私自身が見ている世界の範囲が広がってきた。
最近は、そんな感覚があります。
その人に必要なものを、必要な形で
Future Design Labでやってみたいのは、決まったものを誰にでも当てはめることではありません。
誰かの仕事を見て、「こんなものがあったら便利かもしれない」と感じたり、その人が大切にしているものを知って、「もっと届く形にできないかな」と思ったり。
そんなところから始めたいと思っています。
ホームページだけでいい人もいる。予約が簡単になったら仕事が変わる人もいる。LINEとつながることで、お客様とのやり取りが楽になる人もいる。小さなアプリが、その人の仕事にぴったり合うこともあるかもしれません。
先に「これをつくる」と決めるのではなく、その人を見て、その仕事を知って、必要なものを考える。
そんなつくり方をしてみたいと思っています。
出会いの中から、少しずつ
Future Design Labでこれから何をつくっていくのか。実は、まだ全部を決めているわけではありません。
ある人とは、モニターという形になるかもしれません。ある人とは、お仕事として一緒につくることになるかもしれません。
青森で暮らしているからこそ出会える人や、身近にあるものも大切にしたいと思っています。
りんごやカシスのように、この土地にすでにあるもの。地域で長く続いている仕事。まだ広く知られていないけれど、誰かに届けたいと思うもの。
一方で、場所を青森だけに限定したいわけでもありません。県外の方との出会いから、新しいものが生まれることもあると思います。
どこにいるかよりも、「この人のこれを、もっと形にできたら」と自分が感じること。
そんなご縁を大切にしながら、少しずつ進めていけたらと思っています。
Future Design Labそのものも、育っていく
つくったものや、その中で気づいたことを、この場所にも少しずつ残していきたいと思っています。
ひとつの出会いから、ひとつのサイトが生まれるかもしれない。そこから新しい仕組みが生まれたり、また別の人との出会いにつながったりするかもしれません。
最初から完成した形を決めるのではなく、つくって、使って、感じて、また考える。
そうやって、人との出会いと一緒にFuture Design Labという場所そのものも育っていく。
今は、そんな始まり方がいいなと思っています。
AIの時代だからこそ、最後に大切になるのは、人が何を大切にしているのかを知ることなのかもしれません。
人の中にすでにあるものを見つけて、まだ形になっていないものを、形にする。